2011年度(平成23年)

2011.9.1 〜2012.8.31

第22回定時総会11月21日(月)

場所:沖縄ハーバービューホテルクラウンプラザ
14:00~14:50 定時総会
15:00~17:00 ラウンドテーブル
        「沖縄科学技術大学院大学との産業連携を模索する
         ~知的産業クラスターアイランドOKINAWA をめざして~」
17:10~18:30 懇親パーティー

「沖縄大交易会」実現に向けて

次年度の事業計画として「沖縄大交易会プレ交易会」を開催することが決定した。開催の背景には以下の三点が挙げられた。

  1. 独自の特区制度や地理的条件を生かし、沖縄がビジネスの拠点として認知され始めた。
  2. アジアの高度成長を取り込み、日本経済の活性化に資する「南の玄関口」としての沖縄。
  3. 沖縄懇話会発足25周年を記念したこの企画を成功させ新たなビジネスの展開につなげる。

具体的な実施内容については、会員や専門機関との意見交換調整のうえ決定する。

日本オープンゴルフ選手権への支援

本年度の事業支援は、「第77回 日本オープンゴルフ選手権競技」の沖縄開催実行委員会へ300万円の協賛金提供を実施した。同大会は国内最高峰の男子ゴルフトーナメント。本土復帰40周年という節目の2012(平成24)年に、沖縄で初めて開催されることとなった。大会の様子はNHKで生放送される予定で、ゴルフツーリズムに好影響を与えることが期待されている。

2011(平成23)年11月22日 沖縄タイムス(9面)

ラウンドテーブル

「沖縄科学技術大学院大学との産業連携を模索する
~知的産業クラスターアイランドOKINAWAをめざして~」

基調講演は「沖縄の知的産業クラスター形成における沖縄科学技術大学院大学の役割」をテーマに、ジョナサン・ドーファン氏(沖縄科学技術大学院大学初代学長)が行った。 講演の冒頭で「沖縄科学技術大学院大学(以下OIST)の使命は、沖縄の自立発展・経済振興と、世界の科学技術の発展に貢献すること」と述べた。また、知的産業クラスター形成のために産業界、行政と連携するなど今後の展望について話した。

パネルディスカッションでは、ドーファン氏、竹内新也氏(沖縄科学技術大学院大学学園理事長補佐)、川上好久氏(沖縄県企画部長)、稲塚徹氏(ダイキン工業常務専任役員)、宮田満氏(日経BP社医療局主任編集委員)が登壇。コーディネーターは草柳悟堂氏(琉球朝日放送報道制作部記者)が務め、産官学それぞれを代表する立場から討論が行われた。

川上氏は沖縄振興計画におけるOISTの位置付けに触れ、地域経済の牽引する産業の中核にしたいと行政の視点から述べた。稲塚氏は海外での産学連携の経験を紹介。「OISTでも研究者をサポートし事業化する仕組みやスタッフが必要ではないか」と提言した。宮田氏は「工場が高性能になり雇用喪失にはつながらない」と指摘したうえで、「OISTという知の拠点から産業化につなげる、知識資本主義でがんばる覚悟をすべき」と発言。竹内氏は「沖縄は大学コンソーシアムに乗り遅れている」と苦言を呈しつつも、現在県と連絡会を持っていることを報告。産学連携の仕組みづくりをOISTが先導していきたいと意気込んだ。

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