沖縄懇話会30周年記念誌
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30「沖縄は観光立県という割に、花が少ないんじゃないかと思っています。復帰前に比べると、ランとか南にしかない花は確かに増えましたよ。しかしまだまだ増やさないと。亜熱帯の果物を含め、食べ物全般、本土との違いをもっと強調すると観光はまだまだ伸びるんじゃないですか?」「沖縄は素晴らしいですよ。本当にあったかさが全然違うから。最近本土の人が買うコンドミニアムは沢山出来ているんじゃないですか?10年前に比べれば沖縄の人の観光に対する積極的な態度というのは変わりました。観光はまだ十倍百倍になりますよ。ハワイに比べると全然近いですからね。食事もうまい」「国際的に開かれた地域というのもある。日本でそういう経験を持っているのは、沖縄だけなんですね。――沖縄もこの30年で相当観光客が増えました。2019年の入域者数は2,016万人になりました。外国人の観光客は300万人を超えていますので、今日本に来る外国人観光客の1/10は沖縄に来ているという計算です。観光収入も増えてはいるんですが、その質はまだ追いついていないという課題もあります。今の沖縄に必要な事とは何でしょうか?――もっと南国らしく、沖縄の個性を強調していくことですね?――アジアの方も沖縄に大勢来るようになりました。亜熱帯の島という特性をもっと前面に出していけば沖縄の可能性は広がる。「沖縄は、まだまだこれから。 観光は今よりもっと伸びます」

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